胃がん
近年は、胃がんによる死亡率は減少傾向にありますが、がん死亡の中でまだまだ多い病気の一つになっています。早期発見で内視鏡治療で完治することが出来るので、早期発見が重要になりますので、内視鏡診断の専門医による定期的な内視鏡検査をお勧めします。特に、以前ピロリ菌がいた患者様は強くお勧めします。
胃・十二指腸潰瘍
胃痛・腹部膨満感・悪心・嘔吐・胸焼け・食欲不振などのなどを生じます。攻撃(胃酸など)と防御(粘液など)のバランスが崩れると発生すると言われています。ヘリコバクターピロリの感染や痛み止めの内服が発症のリスクになります。
逆流性食道炎
胸焼けや苦みのある酸っぱい味がするなどの症状があります。胃酸の分泌を抑える薬や消化管の運動をよくする薬、粘膜の保護する薬などを服用します。
ピロリ菌感染
ヘリコバクターピロリとは胃酸の中でも生きられる菌です。幼少期に感染することが多く、除菌しない限り生き続けます。感染で胃十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃癌の原因となり、除菌をすると発症率は下がります。
機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシアとは食後の胃もたれや胃痛、胸焼けなどの症状はあるが、内視鏡検査などをしても明らかな原因が見つからない病気です。あまり聞いたことの無い病気ではありますが、人口の15%程度にみられる頻度の高い病気です。
大腸がん
大腸がんは、食生活の欧米化により近年、増加傾向です。早期発見すれば内視鏡的治療で完治することができますが、早期の大腸がんは症状がないことが多く早期発見するためには内視鏡検査が必要になります。
特に、家族で大腸がんに罹った人がいる方や40歳以上の方は定期的な内視鏡検査を勧めます。
クローン病
クローン病とは腹痛・下痢・体重の減少などの症状がみられます。原因は不明ですが、消化管に炎症が起きます。欧米に比べ少ない病気ではありますが、近年は増加傾向にあります。
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは主に大腸に炎症が起きている病気です。下痢・血便・腹痛などがあり、クローン病と同じように、近年増加傾向にあります。
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは腹痛・腹部不快感・下痢・便秘等の症状がある病気です。人口の15%程度にみられる病気でそのはっきりとした原因は不明ですが、ストレスが関係していると言われています。